2012年6月18日月曜日

SNB Financial Stability Report 雑感


そういえば、Swiss National BankのFinancial Stability Reportってあるじゃないですか。
あの、スイス中銀が世間を斜めに見た概要から始まるPDFで1MBあるレポートです。

アレの最新版が出たのですが、今回は例年のように概要からはじまらずに、Executive Summaryがあってその後にOverviewっていう構成なんですよね。

わざわざ、新しいセクションを作ってまで、何が言いたいの?
と、思って読んでみると端的に言ってしまうとクレディスイスがやばいですよというお話でした。
今までは、名指しでUBS, CSのどちらかをヤバイと指摘することは無かったのですが、そうせざるを得ないほどスイスの中央銀行も焦っていると見たほうが良いでしょう。

以下、具体的な内容をピックアップします。
無論、全てスイス中央銀行ご本人の発言です。

・金融機関は資本規制を満たすまでは配当を支払ってはならない。

・進歩はあったものの、現状のようなハイリスクな環境において損失吸収性のある資本が必要レベルを満たしていない。

・大手金融機関(UBS,CS)の強みは欧州に対するエクスポージャーが適度であることだ。これが他の国際的な金融機関と比べて市場による評価が高い理由であるのかもしれない。

・大手金融機関の弱みはバーゼル3規制で計測された損失吸収性が国際的な平均を下回っていることだ。この問題はCSに大して特に言える事だ。

・リスク資産は減少したものの、両金融機関のレバレッジは非常に高い。

・バーゼル3の基準で2012年3月末におけるリスク加重資産に対して必要な損失吸収性資本の比率を計算すると、CSは5.9、UBSは7.5%となるが、実際はCSが1.7%、UBSが2.7%しか無い。
このような状況では、近年にあったような金融危機が発生した場合、損失を吸収しきれない。

そもそも、CSとUBSの資産だけで、スイスのGDPの600%に上るります。
これはスイス中銀もかなり敏感になるわけです。


まぁ、今の段階で個人投資家があまり気にしてもあまり意味はなさそうだけどね。

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